理念

Philosophy

NAICeの理念

Philosophy

陸上養殖技術研究テーマ

再生可能エネルギーを利用し、コスト削減を図る

施設の簡素・単純化
効率の極大化

魚介類の生理機能を理解し、
安心安全なタンパク源を高効率で作る方法の開発

光を操作する技術
海水を使わない技術

高付加価値の魚介類の効率的な養殖方法の開発

成熟を進める技術
成長速度を速める技術

高付加価値の活魚・鮮魚輸送方法の開発

海外輸出可能な長時間対応活魚輸送技術
水なし活魚輸送技術

世界の抱える問題


タンパク質クライシス
人口増に伴う食糧調達困難
世界では、人口の増加により、2030年頃にはタンパク質の需要が供給を上回り、2040年には現在の1.5倍になるとされ、「プロテイン危機」として世界全体の問題になっている。

エネルギー不足
エネルギー供給の持続可能性が不十分。日本では、化石燃料が8割以上を占め、再生可能エネルギーは6.9%(2018年)であり、政府が発表した目標の「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロ」とのギャップが大きい。

食品ロス
食品ロス・食料廃棄の弊害が深刻化。世界では、食糧生産の1/3にあたる約13億トン分の食品が捨てられ、食料廃棄による経済コストは、先進国では6,800億ドル、途上国では3,100億ドルにのぼる。

漁業就業人口減少
担い手不足による漁業経営の困難。日本では、漁業就業人口は減少の一途をたどっており、平均年齢は56.9歳である。現在の傾向が続けば2028年の漁業就業人口が10万3千人になり、2018年からの10年間で33%減少する。

「農水一体型サスティナブル陸上養殖」による
「食」と「エネルギー」の循環型社会モデルの形成を目指す